連日の酷暑の折にも関わらず、第32回杵三会──令和六年度名古屋市芸術奨励賞受賞記念公演にお運びいただきまして、誠にありがとうございました。
関係者各位の皆様のご支援、諸先生方のご指導、杵三会の皆様の温かいご声援のおかげを持ちまして、本日このような幸せな会を催すことができ、心より感謝申し上げます。
名古屋を代表する豪華なゲストの先生をはじめ、東京、京都からもご来演いただき、この上ない大きな花を添えていただき、幸甚の至りでございます。
「恋の熱田めぐり」は五條園美先生と花柳朱実先生の華やかな舞、野村祐子先生の美しいお箏の響きに酔いしれて、杵屋六春様はじめお囃子さんの皆様と賑やかに!
「黎明」は私の師匠、杵屋幸諷先生と杵屋彌十郎お家元様にお支えいただき、黎明の如く初心に返るつもりで演奏させていただきました。
「創作吉野天人」は、新しいことへのチャレンジとして、謡曲の幽玄さと艶のある長唄がいかに響き合うかを試みました。今回は、東京藝術大学の同級生である観世流シテ方・分林道治様をお迎えし、ともに舞台を創り上げることができましたことは、何よりの喜びであり、貴重な経験となりました。
伝統を礎としながらも、新たな挑戦を重ねることで長唄の可能性を広げていける──その一歩を示すことができましたのも、多くの皆さまのご支援と温かいご声援のおかげと、心より感謝申し上げます。
当日は多数のお客様にご来場賜り、盛会のうちに幕を閉じることができ、ここに改めて厚く御礼申し上げますとともに、今後も更なる精進を重ねて参ります。ご指導ご鞭撻のほど伏してお願い申し上げます。
第32回 長唄杵三会 恋の熱田めぐり
第32回 杵三会 黎明


第32回 杵三会 創作 吉野天人
ご挨拶


8月4日(月)中日新聞の夕刊2面[伝統芸能]の欄に掲載されました
